自己破産や任意整理をした人でも起業はできる
過去に借金を返済できなくなり、自己破産や任意整理した人であっても会社を作ることは可能です。ただ、起業はできたとしても法人用のクレジットカードを作るのは相当難しいでしょう。というのは、会社のクレジットカードということであっても、代表者の信用情報をチェックしているのは間違いないからです。過去に金融事故を起こしているものの、現在は会社を経営していて資産があるという判断でクレジットカードを発行するカード会社もあるかもしれませんが、今はお金を持っていても、金融事故を起こしているなら発行しないという方が一般的です。
破産した人が代表でもデビットなら発行される
クレジットカードに代わるものを使えないかということになると、候補になるのはやはりデビットカードでしょう。キャッシュレス決済であり、利用代金が銀行口座から引き落とされるという点で同じなので、使い勝手はクレジットカードとあまり違いはありません。では、自己破産や任意整理をした人が代表をしている会社であっても、法人向けのデビットカードは発行されるのでしょうか。これは、申し込んだ銀行にもよりますが、大抵は発行されるはずです。なぜなら、デビットカードでお金を借りることはできないからです。
なぜデビットカードは審査不要で発行されるのか
仮に、口座にお金が入っていない状態でデビットカードを使おうとしても、支払いが行われないので銀行が損をすることはありません。もし、ここで「口座にお金がないから」という理由により銀行が立て替えるシステムであれば、当然、申込時に審査が行われるはずです。そして、金融事故があるとわかったら発行を拒否するはずですが、立て替えは行わないので信用情報や支払い能力の有無などをチェックする必要性がないというわけです。
法人のデビットカードは出張精算など経費の管理がしやすいです。社内の申請を簡素化することや不正をふせぐことができます。